2020年11月20日3 分

大切に組み立てております

当店で大人気のクロスバイク NESTのバカンゼ1。

価格46,000(税抜)ながらも、片足スタンドやライトが初めから付属しているという、

非常にコストパフォーマンスの優れたモデルとなっています。

さて、コストパフォーマンスが非常に高いとはいえ、

お客様に最高の状態でバカンゼを乗ってもらうため、

当店にバカンゼが入荷してお客様にお渡しするまでに、

ひと手間加えさせていただいております。

さて、パッと見はそのまま乗れてしまいそうな入荷したてのバカンゼですが、

ここから一度バラして再組立て調整が必要になります。

まずはホイールのハブ。

必要に応じてグリスの追加。回転の調整を行います。

次にふれ取りを行います。

まずはふれ取り前です。結構ふれてるんですよ。

このまま走行できなくはないですが、走行感もブレーキのフィーリングも悪く、

のちのち振れも大きくなっていってトラブルの元となるので、修正しておきます。

ふれ取り後です。

そしてセンターのチェックと馴染みだし、

タイヤチューブやスプロケの取り付けを行います。

次はヘッドのグリスアップ。

たいてい十分にグリスアップされていないことが多いので追加しておきます。

これだけでヘッドパーツの寿命が長くなります。

各ケーブルの長さ調整です。

たいてい長すぎることが多く、短くしてあげることが多いのですが、

バカンゼの場合はシフトケーブルが短く、長いもの(新品)にうちで交換します。

長いものを短くする分にはカットするだけなのですが、

短いものを長くはできませんからね。

シフトケーブルが短いのでハンドルを曲げきることができません。

これでは非常に危険です。

シフトケーブルを長いものに交換、ブレーキケーブルは適切な長さにカットしました。

ここまでハンドルをきっても余裕があります。

ここまでくると、各パーツの締め付けや調整になります。

ブレーキや

ステム周り。ボルトにはグリスを塗布します。

RDハンガーも、曲がっていることが多いのでチェック&修正です。

あのシールを剥がしたり。

各部品を調整し異常がない音を確認したらフレームに簡易ワックスをして完成です。

本当にパッと見ただけでは最初の写真との違いは分かりませんが、

正直まったく別物になっています。

こうなって初めて安心して走行のできるクロスバイクになります。

今回、当店で人気のクロスバイク バカンゼ1を例にしましたが、

他の自転車でも同様のチェックと修正を行っています。

自転車の種類によって仕様が異なるので、作業工程は変わってきますが、

基本的には同じようなことを行って、お渡し後にトラブルの内容に準備しています。

店頭に並んでしまえば分かりませんが、

他店とは一味違う状態で準備してお待ちしております。

ぜひ、スポーツバイクは当店にご相談いただければと思います。