先日、東京府中のショップ みやざきフレンドの店長の宮ちゃんと、
房総ライドに行ってきました。
ライドの内容は、まあまあグダグダだったのですが、それは置いといて。
今回は、宮崎店長の最新カーボン無線コンポ搭載バイクに対して
私がリムブレーキチタンバイクで一緒に走った感想です。
宮崎店長が乗っていたバイクはこちらスペシャライズドのターマックSL7です。
バックの緑に溶け込むようなキレイな緑色をしているフレームですが、
エアロとオールランドを足して割ったような最近の流行りの形状をしたフレームですね。
今、ツールドフランスで活躍しているバイクです。
もちろんケーブル類は全て内装、すっきりとした見た目になっています。
さて、このバイクに対して私が乗っているのは昔ながらのチタンフレーム。
外出しワイヤーに、25cのタイヤ入んないんじゃなのっていうクリアランス、
もちろんメカニカルコンポを搭載、ホイールだってアルミリムです。
まさに新旧対決って感じですね(笑)
今回はこのバイクに乗せてもらった、という感想ではなく、
このバイクと一緒に走って思ったことという感じです。
そりゃ、SL7に乗ったら良いと思いますよ。(乗らせてもらいましたが良かった)
軽い、進む、乗り心地がいい、そして曲がると。
そういうのは、みんな分かってますから、ここに書きとどめる必要はないですね。
さて、一緒に走って、まず感じたのは「静か」であるということ。
最初、自分が前を走っていたのですが、あまりに音がしないので、
後ろをついてきているのか何度か確認しました。それくらい静かです。
どんなバイクでも駆動音や路面からの衝撃の音がするものです。
特に軽量バイクですとパイプが薄く、空洞部分が多くなるので響きやすくなりますし。
自分のバイクは路面の凸凹でチェーンが暴れてチェーンステーにあたったり、
ケーブルが金属フレームに当たって響いたりと、
異常な音ではないですが、カンカン何かしらの音がしています。
それが全くないんです、響き渡るのは後輪のラチェットの音だけって感じ。
静かです。
タイヤは25cを履かせているということでしたが、
それ以上にフレーム全体での振動の吸収が良いのでしょう。びっくりしました。
次に、この静かであることに関係していますが、
自分が後ろを走った時に感じたことですが、走るラインが違います。
前を行く宮崎店長は多少路面が荒れていようがお構いなしにまっすぐ進んでいきます。
その後ろで自分は路面の状況を読みながら右へ左へ行ったり来たり、
ましてや、誰かの後ろについているときは路面の状況が把握しにくく、
行ったり来たり非常に忙しく精神的に疲れます。
じゃぁと思い後ろにピッタリつくと、今度はお尻が跳ねて跳ねて大変なことになります。
お尻は痛いしスマホが飛んでいかないか心配だし、まともに走れたもんじゃありません。
本来であれば、後ろにピタリと張り付いて楽ができる状況にもかかわらず、
自転車の振動吸収能力に差があるが故に休めないのです。
また、こちらは凸凹のたびに減速するので踏み直さなくてはいけないのですが、
宮崎店長は飛ぶように進んでいきます。
これは、レースやイベントなどでは大きな差になります。
振動の吸収が良いと乗り心地が良く、体への負担が少なくなり体力を温存できるのは
そうなのですが、具体的にはこういった差が生まれるということですね。
最新バイクの振動吸収の良さは、自分への影響のみではなく、
他人へも影響があるということです。
また、路面追従性が良いということは、よりスピードの出る下りでの安定感、
つまり安心感につながります。
本当はバイクを交換してがっつり乗ってみたかったのでしたが、
ペダルが違ったのでできませんでした。
なので、本当にかるーく漕いでみたのですが、それでも分かるくらい良く曲がる。
今まであれば、低速ゆえにオーバーステア気味に切れ込ませてしまい、
あっヤバイ、内側に倒れると思うところなのに、何事もなかったかのように
スーっと抜けていきます。
正直、最初何も考えずに車体を傾かせたら予想以上に曲がり、やっちまったと思いました。
ところがバイクはそのままのラインを保ちながるスーっと抜けていったのです。
すごいですね。旋回最小半径が小さいという感じです。
この旋回能力は、やはり下りで大きな差が生まれます。
自分がアウトインアウトで行こうというところを
インインインで曲がっていってしまうわけですから。
そりゃ、大きなアドバンテージってやつですね。
と、体力や気合でカバーできるスピードや加速能力とはちがう、
どうしようもない差を最新バイクを一緒に走ることで身をもって感じることができました。
人間、物事が良くなることよりも悪くなることの方が敏感に感じやすいものです。
最新バイクに乗り換えただけでは、恐らく分からなかったことが分かって良かったです。
特に走行ラインが違うということは良い発見でした。
後ろについても楽ができないというのは苦行ですからね。
最新バイクが良いのは分かっているけども、具体的にどれくらいの差が生まれるのか、
というのは数字を見ても、なかなか分かりずらいものです。
まさに身をもって検証することができました。
ちなみに、当店ではスペシャライズドの取扱はございません。
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すでに2021年モデルが発表されていますが、
今年からシマノ105アッセンブルの完成車が用意され、手に入れやす価格になりました。
フレーム自体は上位モデルと同じになりますので、
のちのちパーツをアップグレードしていっても後悔の無いフレームとなっております。
アッセンブル違いを店頭で市場もできますので、
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