見た目はキレイですが、走行距離はそれなりでホイールは友人から譲ってもらったもの
ということで、ホイールの状態もチェックして欲しいとのことでした。
ということでパーツをバラしていきますが、


ハンドル周りは錆が目立ちます。
こういった部分の錆は外からは分からないので、
メンテナンスの頻度がパーツの状態を大きく左右します。

これはステムのハンドルクランプのカバーの裏ですが、
錆の白い粉が積もってしまっていますね。
ハンドルクランプのカバーで腐食が大きく進行すると
クランクカバーのクラックの原因にもなるので注意が必要です。

同じく錆の画像ですが、こちらはシートポストです。
シートポストはハンドル周りよりも腐食の進行がひどく、
写真のシートポストの白っぽくなっているところは、少し凹んでしまっています。
今回錆が非常に目立ちますが、おそらく腐食が原因でビックリのトラブルが!

シマノのBBのワンが割れました。
こちらのフレームはネジ切りなのですが、
もともと付いていたBBを一度取外し、BB・フレームをクリーニング後
再度取り付けようとトルクをかけたら、モリッともげてしまいました。
走行時も大きな力の加わるBBなので、このように割れてしまうのは正直びっくりでした。
取外し前の状況から考えると、BBのワンに腐食が進んでいて、
それがキッカケで割れてしまったのかもしれません。
なんにせよ、走行中のトラブルにならなくと、良かったです。

さて、お客様が気にされていたMAVICのホイールの状態ですが、
ハブは問題ありませんでしたが、フリーボディの専用オイルが完全に切れていました。
MAVICのホイールの場合、ハブのベアリング自体は耐久性の良いものが使われており、
もちが良いのですが、
フリーボディの専用オイルは、比較的短いスパーンで注油してあげる必要があります。
と、こんな感じで全体をメンテナンス。
BBの件はビックリでしたが、お渡し後は非常にスムーズと喜んでいただきました(^_^)v
(^_^)v
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