今回はスペシャライズドのターマックSL6 リムブレーキのセミオーバーホールです。
丁寧に乗られている方で、外見上はそんなに汚れていなかったのですが、
ヘッドをあけてみると


こんな感じ。十分汚れていますね。
普段からバイクをキレイにされてはいますが、
なかなかヘッドまでは手が届きにくいものです。

クリーニングと新しいグリスを塗ってヘッド部分は完了です。

同時にホイールのハブのオーバーホールもご依頼ただいたのですが、これが大変だった。
ハブの汚れもなかなかでしたが、リアシャフトとフリーボディのベアリングが錆びついて、
固着してしまっていました。
この固着したフリーボディが抜けないのなんのって。
それで、抜けた後のシャフトです。

シャフトにキレイにフリーボディのベアリングの固着の痕がついています。
本来であればシャフト全体がアルミのシルバー一色のはずです。
シャフトの写真でいうところの上の方に黒いラインができてしまっています。
もちろん、フリーボディのベアリング自体もサビサビです。
研磨して利用することもできなくはありませんが、今回は潔く交換しました。
あとは、いつも通り消耗品の交換と全体のクリーニングです。

で、仕上がりがこちら。
フレームがマットブラックなので、クリーニングの変化が分かりにくいですが、


ドライブドレインを見れば、ピカピカ具合が分かります。

バーテープも新しいデザインになったスーパースティッキークッシュスターフェードの
オイルスリックカラーでバッチリです‼