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Willier Zero.9をセミオーバーホール

今回のセミオーバーホールはこちらのバイクです

定期メンテナンスとしてセミオーバーホールのご依頼をいただきました。

実は、こちらのバイク、1年半前にもセミオーバーホールを行ったのですが、

シフトケーブルが切れてしまったのをきっかけに再度お持込いただきました。

その切れてしまったケーブルがこちら。

シマノ11sのSTIは写真のようにタイコから1センチくらいの所で、よく切れます。

ケーブルがSTIの中に内装されるようになってから、

よく見るようになったトラブルですね。

なんだか変速のフィーリングは悪くなったら、要注意です。

千切れたケーブルの破片を取り出すためにSTIのカバーを外しました。

ワイヤーの集合体のケーブルは千切れると

細かい破片がSTIの中に残ってしまうことがあるので、

千切れたケーブルと一緒に破片も残さないように除去することがポイントです。

ローラーに乗ることの多いお客様ですので、ヘッドの状態が気になるところでしたが、

前回施工したグリスがまだ残って仕事をしてくれていました。

あらためてグリスを塗り直します。

さて、シマノクランクの、チェーリングを固定している4ピンも要注意ポイントです。

今の4アームの形状になってから、非常に緩みやすくなった気がします。

特に、パイオニアなどのパワーメーターを取り付けるため、

一度4ピンを取り外している方などは、特に注意が必要で、

定期的に増し締めをしてあげた方が良いですよ。


これで、またしばらく安心して乗れますね。



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