先月、店頭で試乗ホイールとしてメーカーさんよりお借りした
ですが、、、私、購入しました!
今回のツール・ド・おきなわに向けた決戦ホイールだったのですが、
残念なことにレースは悪天候で中止になってしまったので、
その実力を発揮する事は無かったのですが、ホイールの走り自体は非常に満足しています。
SHARQはグラベルを含めたオールロード向けのホイールとしてリリースされているため、リムの内幅25mmと広めで
適応タイヤ幅が29ミリ~71ミリ(推奨タイヤ幅30ミリ~42ミリ)となっています。
乗って、まず驚くのがステアリングの軽さと安定感です。
フロントホイールの剛性感が非常に高くハンドルを左右に振る際、
軽快にハンドルが切れていきます。
そして、SHARQ最大の特徴とも言える、リムのノコギリ形状がとても効いているようで
横風の影響が全く無いと言ってもいいぐらい、横風が気になりません。
リムハイトが47-42ミリあるにも関わらず、
これだけステアリングに安定感のあるホイールは初めてです。
例えば、ビル風のような急な横風にあおられて、気がつくと車道のセンター寄りまで
飛ばされてしまうようなシーンでも、SHARQだと、30センチほど、
つまり走行ラインを1台分外してしまうぐらいで済んでしまう感じです。
向かい風の中でも、一番やっかいな斜め向かいからの風では、
ほとんど気を使わず前に進んでいくことができます。
次に肝心の走行感ですが、ノコギリ形状とはいえ最大で47ミリのハイトがあるので、
平地の巡航はスピードが落ちにくく走行スピードをとても維持しやすいです。
特に下りの加速が特徴的で、あっという間にトップスピードにのります。
これは、30ミリというタイヤ幅の影響もあるかもしれません。
ホイール重量自体は1,440グラムと特別軽量というわけでは無いので、
上りで非常に軽快というわけだはありませんが、ホイール自体の剛性感が非常に高いので、しっかり踏み込めればグイグイ進んでいく事が可能です。
特にダンシングの伸びがとても良いです。
総合的にみるとアップダウンのある高速巡航コースが得意ではあるものの、
登坂も守備範囲という感じです。
最近では1,300グラム台で軽量ホイールと呼べるような時代になってきましたが、
1,300グラム台のホイールは価格が50万円オーバーである事が多い印象です。
SHARQは、重量こそ1,400グラム台であるものの、
価格はしっかり40万円台にとどめながら、これだけ複雑な形状のリムを採用しているSHARQはコスパが高いと言ってもいいのではないでしょうか。
グラベルを対象としたオールロードホイールとしてリリースされてはいますが、
ターマックオンリーのロードレースでも悉皆戦えるスペックを持ち合わせています。
というか、個人的には30ミリのタイヤを含め、これからのロード用ホイールのスペックはコレが標準になるのではと、感じています。
Comments