SDA王滝レースレポート
あふれるアドレナリンのせいで、無駄にトップに食らいつく。
そしてパンク、ボトル脱落……それでも2位!
まず、このたびの豪雨により被害に遭われた皆さまへ、
心よりお見舞い申し上げます。
房総半島では至るところで土砂崩れが起こり、多くの道路が通行止めとなっています。
自転車に乗れる、乗れないというレベルではなく、生活にかかわる災害です。
一日も早い復旧と、皆さまの安全を心より願っております。

今回は、先日参加してきたSDA王滝のレースレポートです。
というのも、レース前日は台風25号が千葉県に直撃していた夜でした。
スマホのニュースで台風の動向を見ながら、まさに心ここにあらずという感じ。
「帰った方がよいのでは?」
「いや、帰ったところで何もできないし、
むしろ雨の降っていない長野にいる方が良いのでは?」
……などなど、頭の中はくるくると落ち着かず、
寝たのか寝ていないのか分からない状態で朝、というより深夜3時を迎えました。

スタートからトップ集団へ
今回のコースは、序盤に登りのパレード走行があります。
ここはグラベルバイクの利点を生かして、先頭に位置取ります。
パレードが終わり、グラベル区間が始まると、
MTBのトップ勢が一気にスピードを上げます。
あっという間に先頭は10人前後に。
本来は、何が起こるか分からない後半のことを考えて、さっさと先頭集団から離れて、
自分のペースに落とすべきです。
……なのですが、
「ここは離れたくない!」
と、無駄にアドレナリンが噴出。
完全なオーバーペースで先頭集団に食らいつくことに。
頭では分かっていても、脚が止まらないってやつですね。
そうして、かなり高い強度で走り続けました。
あとでガーミンのスタミナを確認すると、
7km地点あたりですでにスタミナが尽きていました(笑)

あっという間に脚はパンパンに。
もう限界、というところで先頭から離れると、ちょっとした下りが始まりました。
息は上がり、脚もいっぱい。腕もすでに上がりかけている状態での下りです。
そんな状態で、まともなライン取りや判断ができるわけがありません。
そして、速攻でパンクしました。
パンク
ある意味、落ち着くためには良いきっかけだったのかもしれません。
バイクを端に停めて、パンクした箇所を探します。
フロントタイヤの左サイドにサイドカット。
シーラントでは塞がらなかったようなので、プラグを使って修理します。
修理はうまくいき、空気の漏れも止まって修理完了。
思いのほかスムーズに復帰できました。
……と、走り出したところ、
「ペッペッペッ!」
と、定期的に何かが当たる音が。
なんと、修理に使ったプラグのはみ出した部分が、
フロントフォークの内側に当たっていたのです。
このまま走り続けると、フロントフォークを傷める可能性があるので、もう一度止まって、はみ出しているプラグをカット。
今度こそ問題なく走ることができました。
パンクって、経験しないと上達しませんね。
さて、「ここからどうするか」
気持ちを切らさず、できる限り追い上げていきます。
ただし、もうオーバーペースにはならないように。
こういうときは、まず水分補給をして心を落ち着かせます。
……が、
ボトルが一個ない!!
なんと、早々にボトルが飛んでいってしまったようです(笑)
どうやらパンクする直前の下りで、飛んでいったようです。
まだ一滴も飲んでいないフルボトルを、レース開始早々に失うとは。
いろいろ厳しいです。
今回は、トラブル続きのレースになりました。
あとで車体を確認したところ、ボトルケージが割れていました。
あまりにもガレガレなコースのため、ボトルやいろいろなものが飛んでいくSDA王滝。
ボトルの保持力を高めるため、
金属製のボトルケージをさらに押し曲げて使っていたのですが、
それが逆に金属疲労を招き、割れてしまったようです。
今までボトルを飛ばすことがなかったので、完全に油断していました。
今後はブレーキパッドだけではなく、
ボトルケージもSDA王滝直前に新品へ交換する必要がありそうです。
それでも最後まで走り切って……
序盤にトップ争いに食らいつき、そこでかなり脚を使い、さらにパンクとボトル脱落。
決して順調なレースではありませんでした。
もうこうなってしまえば、あとは淡々と走るのみ。
パンクしたときにグラベルライダー数人に抜かれましたが、
時間をかけて一人ずつ追いついていきます。
そして結果は……
2位!
序盤からかなり攻めたことで、後半はただただ苦しかっただけでしたが、
トラブルがありながらも表彰台に上がることができました。

もちろん、もっとできたことはあったと思います。
ただ、序盤のトップのスピードを体感できたのは、まさに極上の時間でした。
今回のレースを終えて
レースでは、速く走る力だけではなく、
どこで勝負するか
どこまで我慢するか
トラブルが起きたときにどう立て直すか
こうした部分も非常に重要だと、改めて感じました。
パンク一つとっても、パンクの仕方によって修理方法が変わってくる。
そして、それをその場で瞬時に判断しなくてはいけない。
今回も、そんな新しい経験と反省がありました。
今回は序盤から全力でトップに食らいつき、力尽きてしまいましたが、そこからパンクなどのトラブルもありながら、2位まで戻れたことは自分としても収穫のあるレースでした。
次のレースでは、今回の経験をしっかり活かして、さらに上を目指したいと思います。
ありがとうございました!




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