PINARELLO PRINCE FXをセミオーバーホール!
今回は、PINARELLO(ピナレロ)PRINCE FXのセミオーバーホールを
ご依頼いただきました。
こちらのバイクは今度日本縦断予定とのことで、
その前に点検を兼ねたメンテナンスで入庫いたしました。

今回のポイントは「フリーボディ」
今回の作業で特に注意が必要だったのが、
ホイールに使用されているSHIMANO DURA-ACE WH-R9270のフリーボディでした。
何気なく後輪を空転させてみると。。。何かが足りない
ラチェット音がしないんです。しかも、ペダルを回している時にはゴォーー―――という
地響きのような音がします。
これはフリーボディがおかしいです。
ということで、ハブを分解してフリーボディを取り外してみると、
内部に錆が発生しており、正常に作動しない状態になっていました。

フリーボディは、ペダルを踏んでいるときだけでなく、
ペダリングを止めて惰性で走行するときにも重要な役割を担うパーツです。
ここに錆や固着などのトラブルが発生すると、正常な動作ができなくなる場合があります。
もし、このまま走っていたら、ラチェットが正常に動かず、
ペダルをこいでも空転してしまう状態になってしまったかもしれません。

フリーボディを交換
今回は状態を確認したうえで、フリーボディを交換。
交換後はフリーの作動を確認し、ホイールが正常に機能する状態へ復旧しました。
フリーボディがこうなっていると、ハブの回転ベアリングの方も心配になりますが、
コチラはグリスが抜けぎみになっているだけで、
錆や虫食いは無かったのでグリスアップだけ行いました。

パーツ内部の錆といえば、雨天走行や洗車などで水分が入り込んだ場合が考えられますが、
今回の場合、ハブ本体の回転ベアリングに比べて、
フリーボディのベアリングの状態がかなりひどい状態でした。
なので、もしかしたらWH-R9270のフリーボディは防水性能が弱いのかもしれません。
しかも、フリーボディ自体の分解がご法度になっているので、
フリーボディの修理ではなくフリーボディ自体の交換になります。
ただ、フリーボディの価格がなかなかのもので、少し頭を抱えてしまいます。
※フリーボディ組立品 31,710円(税込)2026年9月現在
セミオーバーホールで各部をチェック
今回はフリーボディの交換だけではなく、セミオーバーホールとして各部の状態を確認。
普段の点検では気付きにくい部分までチェックすることで、
トラブルの早期発見にもつながります。
「最近、変速やホイールの動きが少しおかしい」「以前より異音がする」
「しばらくメンテナンスしていない」
という場合は、症状が大きくなる前のメンテナンスがおすすめです。
特に今回は日本縦断という大イベント前の発見だったので、良かったです。
サイクルショップピーナッツでは、
ロードバイクのオーバーホールや各種メンテナンスを承っています。
気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。




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