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ヘッドパーツにご注意を

  • 1 日前
  • 読了時間: 3分

イベント前メンテナンス第2弾です。



今回は、イベントに先立ってブレーキシューとタイヤの交換のご依頼でした。

お客様も「バイク自体は特に問題ないだろう」と思われていたのですが、

念のため点検してみると、あれもこれも気になる状態でした。


なかでも今回は、最近の“ヘッドパーツ内にケーブル類を全て通すタイプ”の

ディスクブレーキフレームに多い、ヘッドパーツの傷みについてです。


ヘッドパーツ内部にケーブル類が通る構造になってから、

明らかにヘッドパーツは錆びやすくなっています。

原因は断定できませんが、ヘッドトップカバーがフレームごとの専用形状になったことで、シール性能が甘くなっている印象があります。

というより、そもそもシール自体が省略されているケースも多いような……。


とにかく、最近のフル内装ディスクブレーキロードにおけるヘッドパーツの痛みは、

いわゆる“泣き所”になりつつあります。


今回も、あるお客様のバイクを点検している際に、

走行距離や前回メンテナンスからの期間を考えると、なんとなく嫌な予感がしました。

ご依頼内容には含まれていませんでしたが、念のためヘッド内部をチェックしてみます。

ケーブル類がヘッド内部を通るフレームの場合、

そのままではヘッドパーツを完全に取り外すことができません。

そのため、ヘッド周辺をできる限り緩め、

ベアリング内側をケーブルが通っている状態のまま、

クリーニングとグリスアップを行っていきます。


とはいえ、ベアリング内部をオイルラインが通っている構造なので

作業スペースは非常に狭く、しっかりクリーニングするだけでも一苦労です。

今回はベアリング表面にサビが出ていた程度で、

交換が必要なほど傷んではいなかったので一安心でした。


こちらは別件のバイクです。

これは。。。ダメですね。。ベアリング交換案件です。

ここまでくると、クリーニングしてグリスを充てて組み直しても、

ハンドルを左右に振った時、手にゴロゴロとした振動が伝わるようになり、

スムーズにハンドルが左右に動かなくなってしまいます。


このタイプのフレームは、もしヘッドパーツ交換となると話が大きくなります。

オイルラインを一度カットし、ホース交換、それに伴うブリーディング、

さらにバーテープ交換等まで必要になるため、

ヘッドベアリング交換だけでも“半バラシ”に近い作業になってしまいます。


当店でご購入いただいたバイクについては、

ヘッドパーツに耐久性の高いグリスを多めに施工していますが、それでも限界はあります。

特に、

  • 大雨のライドの後

  • 定期的に洗車をする方

  • グラベル走行をされる方

こういった方は、

短いスパンでヘッド周辺の点検・グリスアップを行うことをおすすめします。

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